ある子どもの心

幼稚園でのこと


その子は何か嫌なことがあったのか


ふてくされたような態度で


足元に落ちていた小さな石をポイッとなげた


すると投げた先に男の子がいてその石が男の子の瞼あたりに当たってしまった


男の子は・・・


痛あ～！！なにすんねん！！！（怒）と言って目に涙を溜めながらその子をにらみ返した


その男の子は幼稚園でもけっこうやんちゃなタイプだったので怒りを露にした


すぐさまその出来事が先生の耳に入りその女の子は


先生にひどく叱られた。。


石を投げたらだめだね。と。。


そしてその子はその場でしどろもどろな感じで黙って涙を流していた。。


その後もその子はずっとその場を動こうとしなかった。。


その後、、昼食の時間です。その日はお外でみんなでお食事。


その子はしばらくずっと声をださずにただ涙を流していた。。


そんなその子の様子を一部始終見ていた女の子が、、先生と一緒にお昼ごはんを食べながら先生に言った


先生、＊＊ちゃんがかわいそう。泣いてたよ。＊＊ちゃんはきっと＊＊くんを狙って石を投げたんじゃないと思うよ。。と。


先生は食べながら言った


だけど石を投げることはいけないことよ。いけないわ。と。。。


女の子は、、そうかなあ。。と口を濁した。



その子はその日１日悲しげだった。。