purun34’s diary

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ごんぎつね

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自分が小学ぐらいの頃、家にごんぎつねという本がなぜかあり


私はその本が今でもたまに懐かしくて実家に行くと思わず手にとって読んでしまうのです


おおまかにストーリーを言うと・・・


ごんぎつねは こぎつねで山の奥にひとりぼっちで住んでいました。


村に出てきてはいたづらばかりしてたんだけれども


あるとき兵十という人の釣った魚の網にいたずらするのです。。


そして魚は川へ逃げてしまい兵十が戻ってきたときにきつねが逃げさる姿をみて


ぎつねの仕業だなと思ったのです。


数日してごんは兵十のお母さんが亡くなったことを知ります


ごんは、あなの中で・・・考えた


「兵十のおっかあは、とこについていて、うなぎが食べたいと言ったにちがいない。

それで、兵十が、はりきりあみを持ち出したんだ。

ところが、ぼくがいたずらをして、うなぎを取ってきてしまった。

だから、兵十は、おっかあにうなぎを食べさせることができなかった。

そのまま、おっかあは、死んじゃったに違いない。

ああ、うなぎが食べたい、うなぎが食べたいと思いながら死んだんだろう。

あんないたずらしなけりゃよかった。」


と。


そして兵十は、今までお母さんと二人きりで、貧しい暮らしをしていたもので、

今では もう ごんと同じひとりぼっちでした。


ぼくと同じ、ひとりぼっちの兵十か...



それからごんの償いの日々が始まるのです


「おっかあが死んでからは、だれだか知らんが、おれにくりや松たけなんかを、

毎日毎日くれるんだよ。」

「ふうん、だれが。」

「それが分からんのだよ。おれの知らんうちに置いていくんだ。」


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「おれはあれからずっと考えていたが、どうもそりゃ、人間じゃない、神様だ

神様が、おまえがたった一人になったのをあわれに思わっしゃって、

いろんな物をめぐんでくださるんだよ」

「そうかなあ」

「そうだとも。だから、毎日、神様にお礼を言うがいいよ」

「うん」


 ごんは、「へえ、こいつはつまらないな」と思いました


「ぼくがくりや松たけを持っていってるのに、そのぼくにはお礼を言わないで、

神様にお礼を言うんじゃあ、ぼくは引き合わないなあ・・・・・」


しかし、その明くる日も、ごんはくりを持って、兵十のうちへ出かけました。

兵十は、物置で縄をなっていました。

それで、ごんは、家の裏口から、こっそり中へ入りました。

 そのとき兵十は、ふと顔を上げました。

と、きつねがうちの中へ入ったではありませんか。

こないだ、うなぎをぬすみやがったあのごんぎつねめが、またいたずらをしに来たな。


「ようし・・・」


 兵十は立ち上がって、なやにかけてある火なわ銃を取って、火薬をつめました。

そして、足音をしのばせて近よって、今、戸口を出ようとするごんを、


ドンと撃ちました。

 ごんは、ばたりとたおれました。

見ると、土間にくりが固めて置いてあるのが、目につきました。


 おや?


と、兵十はびっくりして、ごんに目を落としました。

「ごん、おまえだったのか、いつも、くりをくれたのは。。。」


ごんは、ぐったりと目をつぶったまま、うなずきました。



まあ、こんなストーリーなのですが。。。



この本から何を学ぶのか。何を感じるのか。。。


私にはとてもこころに残る本だった。


ごんは自分のしたことに気づき


そして兵十を思いやる。。。


だがその思いは悲しいが届かない


届かないがごんは栗をもっていくのをやめなかった


そして兵十に撃たれる


そして兵十も現実を知ることになるがごんは


死んでしまう。。。


なんとも悲しい結末だが、どちらも憎めない、そんなお話です。


皆さんご存じないでしょうか?